add oil… 人を励ます中国語「加油」が英辞書に掲載。通じるの?実際使ってみました。
語学が好きすぎて命の次くらいに大切に思ってるんですけど、好き過ぎることってつい構えちゃってなかなか記事が書けずにいました。
というわけで、これが初めての中国語ネタの記事になります。(どきどき❤)
add oil… 人を励ます中国語「加油」が英辞書に掲載
2018年10月19日のBBCニュースで中国語に関する面白いニュースを見つけました。
記事によれば、中国語で「頑張って!」を意味する「加油」をそのまま英語に翻訳した「add oil」がこのほどオックスフォード英語辞典に掲載されたとのこと!
「加油(ジャヨウ)」は、スポーツ大会や集会での応援や、誰かを励ましたりする際に使われる、北京語の表現だ。広東語では「ガーヤウ」と発音される。
この言葉を英語に翻訳した「add oil(油を加えろ)」という表現がこのほど、オックスフォード英語辞典に掲載された。
※2018年10月19日BBCニュースより引用
英語の音声に日本語字幕が付いてます。1分ほどの短い動画なので是非^^
この加油!加油!(ジャヨウ!ジャヨウ!)という掛け声、中国語に馴染みのない方でもオリンピックの時の声援なんかでなんとなく耳にしたことがあるんじゃないでしょうか?
中国語学習者ならきっと謝謝、不好意思、再見などの基礎表現を学ぶのと同じくらいの段階でこの言葉を学習しているかもしれませんね。
そのくらいこの言葉は中国語圏では当たり前に使われている表現なのですが、まさかそれがそのまま「add oil」と英語に訳され、しかもオックスフォード英語辞典に掲載されることになるなんて面白い!
そもそも「頑張って!」がなぜ「加油!」なの?由来は?
記事によれば、1960年代にマカオで行われたF1グランプリで、観客が車にもっと燃料(油)を足せ!と応援したことがその由来であるという一説があるそう。
そして現代になり、住民が英語と中国語を混ぜて使用する香港などでこの「加油」がそのまま「add oil」と英語で使われるようになったんですって。
この流れでオックスフォード辞典に掲載されるようになったんですね~。
この「add oil!」本当に通じるの?実際に使ってみた。
せっかくだから使ってみよう!ということで、
香港のお友達にLINEで唐突に add oil!と送ってみました!
すると・・・
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン。
通じてない?!あれ?あれ?
よく使われてるから辞書にまで登録されるに至ったのでは?!
そこでさらに、
「あれ、加油ってadd oil!って言い方もするんじゃなかったっけ??」と聞いてみると、
「するよ」とあっさり。
ん(?_?)??
そして間髪入れずに次のメッセージ↓
「でもさ、この前韓国のお菓子何が好き?って聞いたんだけど・・・(返信ないよ)」
あ!!!ごめん。。。(^^;)
私、とっくに返信したつもりでいて返信していないメッセージがあったんですね・・・。
つまり、通じてないのではなく私があまりに唐突に「add oil!」とだけ送りつけたから、相手にとって意味不明だったというオチでした。
結論:add oil!は香港人には通じました。
ただ、中国語圏だからなぁ。。。当然と言えば当然なのかな?
これ例えば英語圏でチャイニーズが多い職場とかそんな場所だったら「add oil 聞いたことあるヨ!」ぐらいのレベルの英語話者もいるのかな?気になるところです。
こちらは「add oil」がオックスフォードに追加された経緯についての中文版
中国語学習されている方は是非^^2分ほどの短い動画です。
余談ですが、誰かに「頑張ってね、応援してるよ」と伝えたいとき他にも
「我为你加油打气哦~」なんて表現もよく使います。
油を入れて、空気を入れる。なるほど~~。
これも人間を車とか機械に見立てたような表現ですね。
中国語ってやっぱり面白い。
というわけで、せっかく権威あるオックスフォード英語辞典にも掲載されたわけですし、チャンスがあれば「add oil!」を是非つかってみて下さいね~~。
使ってみた感想や反応なども聞かせてもらえたら嬉しいです❤