たまごのからむ記

たまごの殻を破るように毎日新しい今日を生きる。

おすすめPodcast ーニュース英語にちょっと疲れてしまった人へー

私の英語学習ももう2年目に入りました。語彙力やリスニング力も徐々についてきて、いわゆる英語学習者向けの教材ではない、 "生の英語"素材を学習に取り入れることが増えてきました。 英語のリスニング素材としては、以下のようなニュース関連のPodcastをよく聞いています。

www.bbc.co.uk

www.voanews.com

www.bbc.co.uk

www.nytimes.com

ニュース英語は、きれいな英語で語られていること、今話題のトピックに関する英語表現が身につくこと(今だったらコロナウイルスパンデミックなど)もあり、学習素材として最適だと思います。 私もとても重宝しているのですが、毎日聞いているとやや疲れてしまうことがあるんですね。なにしろ世界中どこも暗いニュースで溢れていますから。

  • Everything is Alive

そんな理由から最近、ちょっと楽しくなれるような、気楽に聞ける、かつ大人でも楽しめるようなPodcastを探していました。 そして見つけたのがこちら "EVERYTHING IS ALIVE"。

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Louis, Can of Cola. Fan art by Zach Both.
ホストのIan Chillagさんが、毎回様々な”物たち”にインタビューをして、物目線で見た世界観がときにおかしく、ときに切なく、シュールな笑いと共に語られる番組。ストーリーによっては驚きのラストが待ち受けているものもあり、毎回どんな展開になるのかとわくわくしながら聞いています。それからこの番組は、バックグラウンドで流れる音楽や効果音もとても素敵です。 www.everythingisalive.com

この番組のもう一つの魅力は、ガーディアン紙の以下の記事でも紹介されていますが、フィクションの世界と現実の世界がうまく融合しているところです。物たちが人間のように語るというフィクションをベースにしながらも、毎回必ずノンフィクションが織り交ぜられているんですね。 www.theguardian.com

So Everything Is Alive was born, a show where Chillag’s talents as an interviewer and journalist are redirected into comedy. Fact and fiction blur thanks to a clever kink in the format: at some point, every object comes out with a piece of trivia that prompts Chillag to suspend the main interview and ring a relevant expert – a real, human one – to find out more. So when the balloon mentions that hedgehogs can suffer from “balloon syndrome” and fill with air, Chillag breaks off to talk to the boss of a hedgehog sanctuary. When the subway seat talks about passengers dropping their possessions on to the tracks, we hear from the guy who retrieves them.

Fact and fiction blur: 事実とフィクションの境目がぼやけるように混ざり合っている、と書かれていますね

every object comes out with a piece of trivia that prompts Chillag to suspend the main interview and ring a relevant expert – a real, human one: 毎回ストーリーの途中で、物たちがちょっとしたトリビアを披露するのですが、そうするとホストであるChillagがインタビューをいったん中断して、そのトリビアに通じた専門家に電話をかけて話を聞く、というシーンが必ずあるんですね。

風船がゲストの回では、風船症候群にかかったハリネズミについてをハリネズミの専門家が、電車の座席がゲストの回では、座席に置き忘れた物を回収している落とし物センターの担当者が実際に登場します。ゲストではありませんが、片づけのカリスマで海外では"KonMari"という呼び名で有名なコンマリ(近藤麻理恵)さんが、"Home Organization Guru"とメンションされていたのも面白かったです。"グル”と聞くとどうしても、新興宗教の教祖様みたいなものを思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか笑

私の大好きな雑誌"THE NEW YORKER" でも紹介されていました。嬉しい! www.newyorker.com

それでは、今日はこのへんで。