たまごのからむ記

たまごの殻を破るように毎日新しい今日を生きる。

中途採用ということばの響き

 先日、仕事で面識のない方とウェブミーティングをした際のお話し。

お相手は、とあるマーケティングサービスを提供する会社の30代前半か、もしかしたら20代後半くらいかなという男性。

「御社のニーズにより合ったサービスをご提案したいので、会社の状況など色々お聞かせください」とのこと。もちろん、私の分かる範囲でしたらお答えしますけど、入社して1年少々ですので、もしかしたら答えられないことがあるかもしれません、とお伝えしました。私としては軽い前置きのつもりでしたが、そこへ思わぬつっこみが。

「...ということは、中途採用なんですね?弊社にも中途採用組は結構多くて、私の同僚にも中途採用で入社したものが〇名いて、それでxxxxxxxx(以下省略)」

そこからしばしその会社さんの中途採用状況みたいなお話しが続いたのですが、私「中途採用」という言葉を聞いてもいつもあまりピンと来なくて、一瞬戸惑ってしまうんですが、一般的にはどうなんでしょうか。

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よくよく振り返ってみると、私は大学卒業後、いわゆる「新卒」入社というのを経験しておらず、好きな時に就職して、留学して、中国で現地採用されて働いて、帰国後もそのときの状況や挑戦したいことに合わせて自由気ままに転職してきたので、言ってみればこれまでずっと中途採用

 

それが良いとか悪いとか、そういうことではなくて、「中途採用組み」みたいな枠組みがあって、そういう観点で人を区別する視点があること自体が半分違和感、半分新鮮だったのですよね。元々、みんなよーいドンで一斉に受験勉強だったり、就職活動だったり、4月の一斉入社だったりというような雰囲気が苦手なタイプだったので、そういったものとは割と縁遠かったのは事実ですが、「普通」はどうなんでしょうね。

 

私個人としては、そういう普通や決められた枠組み、みたいなものがもっと緩い、もしくは無いほうが生きやすいですけどね。例えば「新卒」であることの価値、「中途採用」であることの意味ってなんなんでしょう。みんなそれぞれどのような点にどのような価値や意義を見出しているのか、とても興味深いなぁと思ったのでした。