在宅勤務。休憩時間に料理をしてみる。
コロナウイルスの影響で、企業の時差出勤やテレワーク化が一気に加速しましたね。
これを機に初めてテレワークを経験した方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。
テレワークには、通勤のための時間、ストレス、満員電車、人間関係からの解放など、実質的なメリットがたくさんあります。
でも今日はそのような面ではなく、もっと抽象的な部分のメリットについて考えてみようと思います。
休憩時間を利用して料理をしてみる。
料理は特別好きな方ではないけれど、ふとお昼に野菜たっぷりの手作りミートソースが食べたくなって、一から作ることにしました。
お肉と野菜を塩・こしょうで炒めたら残りの材料をすべて入れ蓋をして煮るだけです。
バターは最後、出来上がる直前に入れました。
材料
牛豚合いびき肉 300g
たまねぎ 半分
セロリ 1本(葉っぱも)
にんじん 1本
にんにく 2かけ
ホールトマト 1缶
ケチャップ 大さじ5
塩・あらびき黒こしょう 適当に
オリーブオイル 大さじ1
バター 大さじ1
コンソメ 1個
野菜のシャキシャキ感がほどよく残り、お肉とトマトの甘みと酸味のバランスも良い。食べたかったとおりのミートソースが出来上がりました。
結果的に休息時間は減ったけど、得られたもの
料理は得意ではないので、手際もそんなに良くはなく、ミートソースを作るのに(煮込み時間もありますが)30分ほどかかりました。軽く洗い物をして、席についてランチタイム。食後一息ついたらもう1時間。休憩時間の1時間はあっという間に過ぎてしまいました。
結局大した休息もとらずに、午後の業務に入ることになりましたが、不思議なことに、心も体もすごくリフレッシュしていて疲れを感じなかったんですよね。会社勤務のときはと言えば、自作のお弁当をササっと食べて、食後のデザート代わりに甘めのカフェオレを1杯飲んだら、歯磨きをして、残り30分くらいはのんびりする時間があります。
毎日の課題にしている英文記事読み(あ!これにはとてもおすすめの方法があるので、別の記事で書こうかな。)をすることもあれば、目を休めるために目を閉じてPodcastを聞いたり、何もせずに仮眠を取ることもあります。
悪い時間の過ごし方ではないと思います。でも、オフィスの四角い空間に囲まれて、後ろに迫ってくる始業時間を感じながら、出来るだけ自分の世界に集中しようと意識的に休息を取ろうとするあの1時間と、今日の豊かな1時間は価値が違う。
欲しいのは、単なる時間以上のもの
1時間の休息では得られないもの。単に時間やお金では図ることのできない生活の豊かさを改めて実感できた今日のお昼時間でした。こんな小さなことでも心が少し豊かになる。
在宅勤務時に、朝早起きして英会話のレッスンを受けるとき、朝から洗濯機を回して朝日を浴びながら洗濯物を干すとき、休憩時間に犬の散歩に少し出歩いてみるとき、同じ充足感を感じます。単に1時間というよりも、自分が自在に使うことのできる1時間に価値があるんじゃないかなあと考えたりしました。
人と人とのつながりは大切で、対面ゼロのコミュニケーションはあり得ないだろう。でも週に一度でも、(いや、本音は二日くらいは欲しいかな)こんな豊かな気持ちになれる仕事日が持てるような将来が来るといいな。
「世界は、もうコロナ前の世界には戻れない。」カメルーンの先生に言われてドキッとした言葉。この言葉を聞いたときは、少し怖いなと思ってしまったのだけど、良い意味で社会が変わるきっかけに出来ればいい。変わることは怖いことじゃない。
変化を恐れて、昔へ昔へ戻ろうとするのじゃなく、予定されていたものとは違う、新しい、より良い未来を作っていきたいなと思う今日この頃です。