たまごのからむ記

たまごの殻を破るように毎日新しい今日を生きる。

パニック発作という名前はもっと他の名前がいい

時々不定期でパニック発作が起きるので、前からこの話題について少し書いてみたいと思っていました。 突然本題からスタートすると、私は常々この「パニック発作パニック障害」という言葉は、あまりこの症状の本質を的確に表していないんじゃないか、ちょっと誤解を招く表現なんじゃないかと思っています。 でも探してもあまりそういうことを言っている人はいないので、私個人の言葉の受け止め方なのかもしれませんが…。

この動画はパニック発作パニック障害について5分ほどで簡潔に説明しているので、良かったらどうぞ。 そういえば、英語でもパニック発作は "panic attack"と言いますね。

www.ted.com

The body becomes its own corset. 身体がコルセットになったようだ。

Past, present, and future exist as a single force. 過去、現在、未来が単一の力として存在するかのようだ。

A swing without gravity soars to a terrifying height. 重力のないブランコで恐ろしく高く舞い上がるようだ。

The outlines of people and things dissolve. 人や物の輪郭がぼんやりしている。

多くの詩人や作家が、パニック発作の経験をこのような言葉で表している、と動画では説明されています。実際に経験した身からすると、まったくそのとおりだなあという感じ。

でもパニック発作と聞くと、一般の人はどのような状態を思い浮かべるんでしょう?もし私自身この経験を実際にしたことがなかったら、「パニック」という言葉のインパクトに流されて、多分こんなふうに考えるんじゃないかと思います。

ー何かの不安や緊張がきっかけで、突然パニック状態になる人

ーちょっとしたことで何かよくわからないけどすぐパニックになる人

どうでしょう。私個人としてはやはり、この「パニック」という言葉のインパクトが大きすぎるんじゃないかなと思います。

f:id:mimi1978:20210718152650j:plain
People vector created by macrovector

パニック発作が起こると実際パニックにはなりますが、それにはちゃんと理由があります。実はパニックになるのは、その直前にいくつもの恐ろしい症状が瞬時にかつ同時に襲い掛かってくるからです。理由もなしにパニックになるのではありません。

参考までに、私自身の過去の症状を挙げておくと

ー突然目の前が真っ暗になる

ー耳が聞こえなくなる

ー息が苦しくて呼吸ができない

ー異常な鼓動

ー全身が燃えるように熱い

ー手足が急激に冷たくなる、震えが出る

ー全身が脱力して立っていられない

ー強い吐き気

ざっと挙げるとこんな感じ。私の場合、何のきっかけもなく、ある時突然これらの症状が一気に現れます。 このような症状が突然理由もなく現れて、パニックにならない人はいないんじゃないかと思います。

これはどんなに屈強な男でも多分無理でしょう☻一度に現れる症状の多さで言ったら、他の病気とはちょっと比べ物にならないんじゃないかな。。。幸いパニック発作そのものが命にかかわることはないみたいですが、とにかくこれは怖いです。

私の場合は、ラッキーにも割と楽観的な性格がうまく働いて、いわゆるパニック障害と診断されるレベルにはなく、多分これからもないでしょう。 パニック発作がまたいつ起こるかも分からないという恐怖が次のパニックを引き起こしたり、日常生活を遠ざけてしまうようになると、パニック障害という診断が下るレベルになるみたいですね。詳しくは知りませんが。

というわけで、だれかこの症状にもっと相応しい名前をつけてくれないかな~となんとなくいつも思っています。