悪口や不毛な愚痴から3人の人をハッピーにする方法。
- 話題をうまく方向転換することでネガティブな空気を断ち切ろう。
- ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変えると少なくとも3人位にメリットがあるはなし。
- pay it forward ~恩送り~の精神で。
- 今日のまとめ。別れ際良ければすべて良し。
話題をうまく方向転換することでネガティブな空気を断ち切ろう。
・誰にでも1つくらいは良い所がある。そこを見つけて褒めてあげる。
・相手の好きなものを聞き出して話題の方向転換をする。
そもそも私がこの技を身につけた背景にはこんなエピソードがありました。
職場のある女性。悪口というよりも愚痴や否定的な発言が多く、聞いている私はたまにすごく疲れてしまうことも。
そこである時、自分が話題をコントロールしてみよう。と休日をどんな風に過ごしているのか、趣味はあるのか聞いてみたところ「最近絵画を習い始めた」とのこと。
絵を描くなんて意外だったこともあり、その絵についてあれこれ質問していると、その方がスマホを取り出してそこに保存された絵画を見せてくれたのです。
描かれていたのは可愛い目をした1羽の小鳥・・・。
それを見たとき、「あぁ・・・。普段とげのあるこの人にもこんな可愛い一面があったのね。むしろ本当はこっちが本当の姿なのかな。まさか心の中にこんな可愛い小鳥を飼っていたなんて!」と不覚にもキュンときてしまいました笑。
話し終わってニコニコしながら席に戻るその方の背中を見送りながら、「よし!今後はこのスタイルで行こう」と決めたのがきっかけです。
ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変えると少なくとも3人位にメリットがあるはなし。
① 自分がネガティブな話を聞かなくて済む。(1人目)
ネガティブな話題からプラスの効果が生まれることって基本的にないですよね。
その時は一時的にスッキリしたとしても後で後悔したり、そもそも楽しい気持ちにはなれないので何となく嫌な気持ちを引きずる羽目になり、その後のプライベート時間にまで何となく影響したり。
【わたしの失敗談】
悪口等になんとなく同調してしまって、後で後悔したことってありませんか?
実は私にもあります。一番最後に後悔したのはこんなとき。
・職場である女性のことが話題に上がったとき、自分もその女性に対してあまり良い印象を持っていなかったこともあり、その時はなんとなく同調してしまった。
でもそのあと後悔してやっぱりその女性と仲良くしたいな、と思った時には時すでに遅し。「悪口に同調してしまった」後ろめたさからそれができなくなる・・・。
ネガティブな話題に触れなければ、こんな失敗をしなくて済むし、話し終わった後も楽しい気持ちでいられます。ということでまずは自分が1人目。
② 明るい話題に切り替えることで相手も楽しい気持ちになれる。(2人目)
他人のうわさ話や愚痴を言って心底楽しいと思える人は多分いません。
逆に自分の趣味や好きなことを話している時間は誰でも楽しいはず。
楽しいと思える話を夢中でしていたら嫌なことを知らぬ間に忘れていたという経験は誰でも一度はあるのではないでしょうか。
【そもそもどんな人が攻撃的なのか】
全ての人が当てはまるとは限りませんが・・・
1.弱い自分を守るために他人に対してとげのある態度をとってしまう人
2.物事がうまくいっていなくてつい人に当たってしまう人
3.コンプレックスを隠したいがために自分を誇示してしまう人
1~3の人に共通して言えるのは、すごく簡単にまとめるとつまり、現時点であまりハッピーな状態にない、ということ。
性格や考え方が合わなければ友達になることはないでしょうが、職場の同僚としてどうせ一緒にいる(いなきゃならない)時間くらいは楽しく時間を過ごせたらいいなと思います。(例外もある)
また、こういう人の心をほぐしてあげるのって個人的にはちょっと大切なことなのかなと考えています。
ということで、これが2人目。
③ ②の人から次にネガティブなバトンを受け取る可能性があった人が受け取らなくて済む。(3人目)
ネガティブな話題は底なし沼です。掘れば掘るほど深くなるし終わりがない。
話し終わった後もマイナスの感情を引きずるので、多分次に会った人にもまたネガティブな話題を持ちかけるでしょう・・・。
しかし、①の人により②の人のネガティブモードが断ち切られた結果、③の人がネガティブなバトンを受け取り得る可能性が大幅に低減します。よって、③以降のネガティブの連鎖がここで終了します。
ということで、これが3人目。
pay it forward ~恩送り~の精神で。
後付けになりますが、この考え方は pay it forwardの考え方に近いものだと思います。
私自身は2000年製作の映画「ペイフォワード」でこの考え方を知りました。
ある人物から受けた親切を、また別の人物への新しい親切でつないでいくことを意味する英語。または、多数の人物が親切の輪を広げていくための運動のこと。アメリカ合衆国などで突発的に一つの場所で行われることが稀にある。
受けた恩をその相手ではなく、別の第三者に新たな親切として繋いでいく、という素敵な発想。
また、後で知ったのですがペイフォワードの概念は日本にも「恩送り」として古くから存在していたようです。
恩送り(おんおくり)とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること。
なるほど~。勉強になりますね。
ネガティブに連鎖があるように、ポジティブにも連鎖があるんですよね。
今日のまとめ。別れ際良ければすべて良し。
人の悪口や噂話しなどネガティブな発言をしたり聞いたりしなくても済むだけでなく、相手のことも少し幸せな気持ちにしてあげることができるって実は1+1=2以上の効果があることです。
誰かと会ったり話したりして、別れた後に「なんとなく清々しい気持ち」になった経験ってないですか?
例えば将来のビジョンについて話した後に希望に満ち溢れる感覚だったり、
好きな趣味や映画の話題で盛り上がって興奮したり、新しくオープンしたレストランの話でも話題のコスメの話でもなんでも。
別れた後に「今日は楽しかったな。また会っておしゃべりしたいな」って気持ちになれることって人付き合いにおいて大事ですよね。
逆のパターンで、別れた後どっと疲れが出て「あぁ、なんか元気吸い取られちゃったな。しばらくこの人とは会いたくないな」という気持ちにさせられることってあると思うのですが、前者の方が圧倒的にハッピー。
別れ際、相手が楽しい気持ちになれるような存在になれたら、そこから新たな良い連鎖を生むことができるかもしれません。