5週間でほぼ完治~逆流性食道炎のときのあれこれ。
最近ずっと胃の調子が良くないな、と不安になって胃カメラを受診したら「逆流性食道炎」と診断。
薬を服用し始めて5週間。
ようやくほぼ完治といえる状態まで来たので、
停滞したり悪化したりとあった中で、やって良かった点、反省した点をまとめてみました。
逆流性食道炎の原因は一般には脂肪分の取りすぎ、過食、ストレス、加齢による括約筋の緩み・・・など色々あるようです。
しかし自分はこれといって当てはまるものがなく、医師に「これだけは気を付けてね」と言われた2点→食後すぐに横にならない(最低3~4時間は空ける)、過食しない、等は普段からクリア出来ていたので、他に何かできることはないかな?と医療機関のホームページ等で色々調べて実践してみました。
ちなみに、食生活の欧米化等が原因で現在日本では若い人でも逆流性食道炎にかかる人が増えているそう(ホッ^^)
逆流性食道炎にも様々な症状が。しかもQOLは狭心症以下?!
症状は人によって様々なようですが、私の症状は以下のような感じでした:
胃もたれ、胸やけ(特に食後)、喉のつかえ、胃痛、胃酸が上がってくる感覚、朝目覚めた後に腹部に筋肉痛のような痛み。
これだけ見ると割と地味な症状に見えますが、実際これがほぼ24時間続くとしんどく、しかも一度悪化した時には、全身の倦怠感もひどく、仕事にも行けないレベルにまで悪化しました。
また、なかなか治らないことから不安や焦りが出始め、今度は精神的にも削られます。
ちょっと調べてみたのですが、「逆流性食道炎はQOL(Quality of Life)を著しく障害する疾患で、未治療の逆流性食道炎は狭心症よりもQOLを損なう疾患」とのこと。
・・・なるほど。どうりで辛いわけだ・・・。
というわけで、早く治さなければ仕事にも行けないし、やりかけの勉強や筋トレもできず、好きな食事を摂ることもできない。。。
早く治すために他にできることはないかな?と色々調べて実践してみた結果良かった点をまとめてみました。
薬の服用以外にしてみてよかったこと。
一番工夫したのは食事管理です。
とにかく胃に負担をかけないもの、胃での滞留時間が短いもの(長いと胃酸分泌が続いて逆流の可能性が高くなるらしい)を優先的に選択して摂るようにしました。
色々試して胃に一番負担が少ないと感じた一日の食事例
朝:バナナ、ヨーグルト
昼:煮込みうどん 温泉卵つき。
夜:野菜スープ(食物繊維の豊富な根菜類は避ける)
おやつ:葛湯(ほんのり甘くて癒されます。胃腸にも優しいらしい)
普段体づくりや健康を意識して摂っている食事内容と比べるとたんぱく質や食物繊維が圧倒的に足りないのですが・・・。
ここは早期回復が第一なので仕方ない。普段身体に良いと思って意識的に摂取していたものが摂取できなくなるというのも精神的にこたえました。
ちなみに普段の食事内容はこんな感じ。
朝:オールブラン、豆乳(orオートミール、ヨーグルト)+コーヒー
昼:お弁当(白米、ゆで卵×2、トマト、チーズ)+コーヒー
夜:肉or魚料理一品+野菜(筋トレする日は+白米)
おやつ:アーモンド
尚、逆流性食道炎では通常以下のような点に注意すると良いと言われています。
参考までに・・・
①胃の負担になる飲食物を控える(辛いもの、冷たいもの、コーヒー、炭酸等)
②胃での滞留時間が長い食べ物を控える(たんぱく質、食物繊維)
③横になる際は体を少し起こした状態にする(逆流を防ぐ効果があるそうです)
④暴飲、暴食、早食い禁止
⑤喫煙、アルコール禁止
⑥腹部を圧迫するような服装、姿勢は控える
急がば回れ。治療が長引いて反省したこと。
結論から言うと、普段食事に気を付けていることが仇になり、逆にその時の体調に合った食事内容にすぐに切り替えることができなかったことが問題でした。
たんぱく質や食物繊維は、健康体にとっては必要な栄養素。
でも弱った胃にはそれが負担になることもあるんですよね。
消化に時間がかかり胃に負担をかける食べ物は、この期間は摂取を控えるべきでした・・・。
やはり胃の調子が悪いときは胃に優しいもの>健康体にとって良いもの。
あと、この機会に見直したのですが、就寝前のプロテインも良くないかなと思い、(前はたまに飲んでました)これは今後完治しても止めようと決めました。
筋トレをしている場合、寝る前にプロテインを摂るという方も少なくないと思いますが、胃に内容物がある状態で横になるのは逆流しやすい状態を作るということなので、胃には優しくないようです。
それで大丈夫な方は良いのかもしれませんが・・・。
というわけで、食事内容に普段から結構気を使っていただけに、逆に治療開始直後は食事内容を「胃に優しい」を第一に考えた内容に切り替えられなかったという点が良くなかったかなと思います。
それと・・・最初はそこまで体調が悪かった訳ではなかったため、2週間程経った頃、そろそろ大丈夫かな?と2度ほどお酒を飲んでしまいました。(ダメ!絶対!!)
といっても量は1杯ほどですが・・・。
体調が悪いときは120%回復するまでは、嗜好品は避けなくてはなりませんね。
以上2点が今回反省した点です。
今日のまとめ。ストイックさも時に仇になる。
日常生活においてストイックさはとても大事です。
何かに取り組むとき、中途半端にダラダラ続けるよりも、ある程度期間を決めてストイックに取り組んだ方が結果が出やすいですよね。
「頑張る→結果出る→嬉しい→もっと頑張る→結果出る」の無限ループ∞∞∞
ストイックさが数少ない自分の取り柄の一つだと思っていたのですが、逆に言えばそれは柔軟性に欠けるとも言えるのかも・・・。
「非日常的な何か」が発生した時に、臨機応変に対応できる能力も持ち合わせていたいものですね。
以上。病気にはなったけれど一応得るものもあったので、書き留めておきました。
反省すべき点もあったけれど、早めに受診して治療ができて良かったです。
また、記載の食事内容や気を付けるべき点等は医師の指導や医療機関のHPを参考にしたものですが、身体を壊したらまず病院で受診しましょうね。