たまごのからむ記

たまごの殻を破るように毎日新しい今日を生きる。

280年もの歴史。憧れのFLORIS(フローリス)の香りについてレビュー。

いつかは身に纏ってみたいと憧れていたFLORISの香り。

先日ついに私のコレクションに新しい仲間として迎え入れました~~。

 

今回私の元にやってきたのはCHERRY BLOSSOM🍒🍒🍒

 

この香りについては最後にご紹介しますね。

私自身香水は好きなんだけど基本的に微香性のものしか好みません。プンプン香るのはどうしても香りに酔ってしまうので・・・。

なのでこの香りもほのかに優しく香るタイプです^^

 

FLORIS。私がずっと憧れていた理由の一つがその歴史の長さ。なんと280年以上の歴史を持つメゾンなんです!280年・・・とか聞いただけでロマンチック~~❤❤❤と心惹かれませんか?280年前の人はどんな香りを身につけていたの?って。

というわけで、FLORIS日本ではそんなに知られていないかと思うので、まずはFLORISについてのご紹介。

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FLORIS(フローリス)の歴史。どんなブランド?

創立者のジュアン・ファメニアス・フローリスが故郷のメノルカ島からロンドンに渡り、ジャーミンストリート89番地で英国紳士のための理髪店を開店したのは1730年のことでした
しかし生まれ育った故郷、地中海のかぐわしいアロマが忘れられず、記憶をもとにお店の地下で香水の調合を始めます
伝統的な製法上質な香料を使った香水や石鹸が大評判となり、フレグランスブランドとしての地位を確立、優れた技術は子孫へと引き継がれます。
1820年には輝かしい実績がジョージ4世によって評価され、2代目のジョン・フローリスは「王室御用達の理髪師および香水商」の称号を授与されました。
フローリスの気品ある香りは歴代の国王や女王から愛用され、今日ではエリザベス2世女王陛下およびチャールズ皇太子殿下から「王室御用達許可書」を与えられています。
280余年に渡る歴史は、1940ページに及ぶ顧客リストからもかいま見ることができます。
またフローレンス・ナイチンゲールのために調合した「Sweet Smelling Nosegay」に対する直筆のお礼状も残されており、ジャーミンストリート本店やディスプレイ什器などが、英国の歴史的重要文化財に指定されています。

 ※写真と説明はFLORISホームページより引用

 1730年に理髪店を営む傍ら、お店の地下で香水の調合を始めたのが始まりなんですね。

その後二代目で王室御用達の称号を授与。

ナイチンゲールのために調合した香りがあるっていうのも長い歴史を感じさせるエピソード。

生まれ育った地中海の空気や花々の香り、記憶を辿ってお店の地下で香水作りを始めた・・・とかまるで映画の中のストーリーのよう。

歴史が長いからこそこには色々な物語があるんですね。

詩的な世界が好きな人と香水って実はとっても親和性が高いなぁ、なんて最近しみじみ感じています。香りの世界って、オシャレとかファッションという世界に限定されるものではなく、もっと奥深く広がりを持ったものなのでもっとたくさんの人にこの世界観を楽しんでもらいたい!っていつも思っています。

 

映画にも登場したFLORISの香り

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実は映画にも登場しているんです。

1992年に制作されたセント・オブ・ウーマン/夢の香り

アル・パチーノがアカデミー主演男優賞を受賞した作品としても知られているこちらの作品。

飛行機の中で目にした客室乗務員の女性がつけている香水をFLORISの香り!と主人公が予想するシーンがあります。FLORISのどの香り、とまでは言及していなかったんですけどね。

この作品ではタイトルの通り、香りが一つのテーマになっていて、登場する女性が身につけている香りを盲目の主人公が言い当てるシーンが度々登場します。

登場するどの香りもその女性の雰囲気や心情や人生を表しているかのようでとても魅力的なんですよ。

 

香りってその人の印象に直結しやすいのかもしれませんね。

私だったら・・・石鹸のように清潔感があって、花のような華やかさがあって、月の光のように優しい。そんな雰囲気がいいなぁ~~(〃▽〃)

 

英ヘンリー王子とメーガンマークルさんの挙式のために製作されたFLORISの香り

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 Bergamotto di Positano

 

2018年5月のロイヤルウェディングはまだ記憶に新しいですが、実はこのとき英ヘンリー王子とメーガンマークルさんの挙式用にとFLORISが特別に香りを製作していたんですね。

バージンロードを歩くメーガンさんのために製作された特別な香り。

一体どんな素敵な香りなの~。って気になりますよね!ただこちらは一般販売される予定はないとのこと。残念!

 

しかし朗報がありますよ^^

なんとこちらの香りは一般販売されている「Bergamotto di Positano」という香りをベースに調合した香りだとのこと。これならお試しできそうですね!

ちなみにこのBergamotto di Positanoはこんな香り。

レモンツリーを吹き抜ける潮風、紺碧の海、断崖に立ち並ぶ色鮮やかな家々。
南イタリアアマルフィ海岸の宝石ともいわれる夢のように美しい町ポジターノにインスパイアされて創作した、透き通るようなシトラスマリンの香り。

爽やかなベルガモット、マンダリン、
マリンノートフレッシュな風を運び、バニラ、オレンジブロッサムがほのかに甘く優しく香ります。

温かみのあるアンブレット、ジンジャーの香りが、ポジターノ穏やかな夜を思い起こさせます。

シトラス・グリーン
トップノート / ベルガモット、マリン、マンダリン
ミドルノー / グリーンティ、オレンジブロッサム、ジンジャー、バニラ
ラストノート / アンバー、スパイス、アンブレッド、ウッディ、バニラ

※写真と説明はFLORISホームページより引用

 マンダリンのフレッシュさ、バニラの甘さ、ジンジャーの温かみ。

実際香ったらどんな世界観が感じられるのか、ぜひ試してみたいですね!

事前に知っていたら絶対絶対お試ししていたのに・・・。次回のお楽しみにしておきます。

 

私だけの香り。FLORIS チェリーブロッサム

最後に。私が今回色々試香して新たなパートナーに選んだのはこちら。

CHERRY BLOSSOM🍒🍒🍒

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クラシックなイメージのFLORISの中でピンクのラベルがひと際目立ってました。

春風にのってふんわりとゆれるの花に、熟したサクランボのアクセントを添えた、夢のようにやさしく、記憶に残るチェリーブロッサムの香り。フローリスが日本女性の美しさを称えて創作した、愛される女性にふさわしいフェミニンなフレグランスです。

<フローラル・フルーティ>
トップノート / ベルガモット、オレンジ、ピンクペッパー
ミドルノー / チェリーブロッサムオスマンサス、ピオニー、ローズ
ラストノート / ムスク、サンダルウッド

 ※説明文はFLORISホームページより引用

 桜の香りだけに、本当は春をイメージした香水なんですね。

でも香りは自分が今身につけたい!と思ったものを選ぶのが一番。

私はこのとにかく優しくて気品のある香りがすっかり気に入ってしまったのです。

これからに向かってどんどん寒くなる季節。

冬はお日様の出ている時間も短いし、お洋服もなんとなくダークカラーが増えたりして色のない世界に少しギスギスしちゃうから、気持ちがほんわり柔らかくなるような空気を纏えたら幸せな気持ちで過ごせそうですよね。

 

なぜチェリーブロッサムを私だけの香り!って書いたかというと、2つ理由があって、

①香りを選ぶときは今の自分の心情とリンクさせてしっくりくるものを選んでいるから。

それは今の自分自身であっても良いし、自分が今こうなりたいなぁ~って理想とする姿であっても良いんです。

そういう香りを身に纏ったとき、それは間違いなく自分を表現する一つの手段になり得るんですよ。

 

②良質な天然香料を使用したメゾンフレグランスの香りは、身につける人の体臭や体温で香りが変化するから。

これは本当に是非肌で実感してもらいたいな、と思うのですが香水って身につける人によって本当に香りが変わります。なので、香水は必ず実際に身につけてみて、時間をおいて香りの変化も確認してから購入するのがおすすめです。

例を挙げると、例えば女性に人気のシャネルの香水「チャンス」。これ、私がつけるとなぜか男性用の香水のようなすごくスパイシーな香りになってしまって私は個人的にちょっと苦手。他の人がつけているときはいい香りだな~って思うのに。

 

メゾンフレグランスや香りの変化の楽しみ方については以下の記事でも詳しく紹介していますので是非こちらもご覧になってみてくださいね^^

www.tamago-karamuki.com

 余談ですが・・・日々の生活で色々なことに遭遇していく中で、何が一番難しいって、自分の感情をコントロールすることですよね。

できない、ダメだと思えば本当に何もできなくなってしまうし、調子が良くて波に乗っている時って逆に怖いことなんかなくてどんどんチャレンジしてそれを実績に変え、そこから新たな自信が生まれて・・・。

正直うまくいかないこともたくさんあるけれど、そんな中でもいつでも芯をしっかりもって自分の色を大切にしていきたい。

香水の気品ある香りって、自分を軌道修正してくれるささやかな後押し的な存在にもなってくれます。

この記事を読んだ誰かが、自分を後押ししてくれる手段のひとつとして香りの世界を楽しんでくれたらな、と思います🍒