パニック発作という名前はもっと他の名前がいい
時々不定期でパニック発作が起きるので、前からこの話題について少し書いてみたいと思っていました。 突然本題からスタートすると、私は常々この「パニック発作・パニック障害」という言葉は、あまりこの症状の本質を的確に表していないんじゃないか、ちょっと誤解を招く表現なんじゃないかと思っています。 でも探してもあまりそういうことを言っている人はいないので、私個人の言葉の受け止め方なのかもしれませんが…。
この動画はパニック発作やパニック障害について5分ほどで簡潔に説明しているので、良かったらどうぞ。 そういえば、英語でもパニック発作は "panic attack"と言いますね。
The body becomes its own corset. 身体がコルセットになったようだ。
Past, present, and future exist as a single force. 過去、現在、未来が単一の力として存在するかのようだ。
A swing without gravity soars to a terrifying height. 重力のないブランコで恐ろしく高く舞い上がるようだ。
The outlines of people and things dissolve. 人や物の輪郭がぼんやりしている。
多くの詩人や作家が、パニック発作の経験をこのような言葉で表している、と動画では説明されています。実際に経験した身からすると、まったくそのとおりだなあという感じ。
でもパニック発作と聞くと、一般の人はどのような状態を思い浮かべるんでしょう?もし私自身この経験を実際にしたことがなかったら、「パニック」という言葉のインパクトに流されて、多分こんなふうに考えるんじゃないかと思います。
ー何かの不安や緊張がきっかけで、突然パニック状態になる人
ーちょっとしたことで何かよくわからないけどすぐパニックになる人
どうでしょう。私個人としてはやはり、この「パニック」という言葉のインパクトが大きすぎるんじゃないかなと思います。
パニック発作が起こると実際パニックにはなりますが、それにはちゃんと理由があります。実はパニックになるのは、その直前にいくつもの恐ろしい症状が瞬時にかつ同時に襲い掛かってくるからです。理由もなしにパニックになるのではありません。
参考までに、私自身の過去の症状を挙げておくと
ー突然目の前が真っ暗になる
ー耳が聞こえなくなる
ー息が苦しくて呼吸ができない
ー異常な鼓動
ー全身が燃えるように熱い
ー手足が急激に冷たくなる、震えが出る
ー全身が脱力して立っていられない
ー強い吐き気
ざっと挙げるとこんな感じ。私の場合、何のきっかけもなく、ある時突然これらの症状が一気に現れます。 このような症状が突然理由もなく現れて、パニックにならない人はいないんじゃないかと思います。
これはどんなに屈強な男でも多分無理でしょう☻一度に現れる症状の多さで言ったら、他の病気とはちょっと比べ物にならないんじゃないかな。。。幸いパニック発作そのものが命にかかわることはないみたいですが、とにかくこれは怖いです。
私の場合は、ラッキーにも割と楽観的な性格がうまく働いて、いわゆるパニック障害と診断されるレベルにはなく、多分これからもないでしょう。 パニック発作がまたいつ起こるかも分からないという恐怖が次のパニックを引き起こしたり、日常生活を遠ざけてしまうようになると、パニック障害という診断が下るレベルになるみたいですね。詳しくは知りませんが。
というわけで、だれかこの症状にもっと相応しい名前をつけてくれないかな~となんとなくいつも思っています。
おすすめPodcast ーニュース英語にちょっと疲れてしまった人へー
私の英語学習ももう2年目に入りました。語彙力やリスニング力も徐々についてきて、いわゆる英語学習者向けの教材ではない、 "生の英語"素材を学習に取り入れることが増えてきました。 英語のリスニング素材としては、以下のようなニュース関連のPodcastをよく聞いています。
ニュース英語は、きれいな英語で語られていること、今話題のトピックに関する英語表現が身につくこと(今だったらコロナウイルスのパンデミックなど)もあり、学習素材として最適だと思います。 私もとても重宝しているのですが、毎日聞いているとやや疲れてしまうことがあるんですね。なにしろ世界中どこも暗いニュースで溢れていますから。
- Everything is Alive
そんな理由から最近、ちょっと楽しくなれるような、気楽に聞ける、かつ大人でも楽しめるようなPodcastを探していました。 そして見つけたのがこちら "EVERYTHING IS ALIVE"。 ホストのIan Chillagさんが、毎回様々な”物たち”にインタビューをして、物目線で見た世界観がときにおかしく、ときに切なく、シュールな笑いと共に語られる番組。ストーリーによっては驚きのラストが待ち受けているものもあり、毎回どんな展開になるのかとわくわくしながら聞いています。それからこの番組は、バックグラウンドで流れる音楽や効果音もとても素敵です。 www.everythingisalive.com
この番組のもう一つの魅力は、ガーディアン紙の以下の記事でも紹介されていますが、フィクションの世界と現実の世界がうまく融合しているところです。物たちが人間のように語るというフィクションをベースにしながらも、毎回必ずノンフィクションが織り交ぜられているんですね。 www.theguardian.com
So Everything Is Alive was born, a show where Chillag’s talents as an interviewer and journalist are redirected into comedy. Fact and fiction blur thanks to a clever kink in the format: at some point, every object comes out with a piece of trivia that prompts Chillag to suspend the main interview and ring a relevant expert – a real, human one – to find out more. So when the balloon mentions that hedgehogs can suffer from “balloon syndrome” and fill with air, Chillag breaks off to talk to the boss of a hedgehog sanctuary. When the subway seat talks about passengers dropping their possessions on to the tracks, we hear from the guy who retrieves them.
Fact and fiction blur: 事実とフィクションの境目がぼやけるように混ざり合っている、と書かれていますね
every object comes out with a piece of trivia that prompts Chillag to suspend the main interview and ring a relevant expert – a real, human one: 毎回ストーリーの途中で、物たちがちょっとしたトリビアを披露するのですが、そうするとホストであるChillagがインタビューをいったん中断して、そのトリビアに通じた専門家に電話をかけて話を聞く、というシーンが必ずあるんですね。
風船がゲストの回では、風船症候群にかかったハリネズミについてをハリネズミの専門家が、電車の座席がゲストの回では、座席に置き忘れた物を回収している落とし物センターの担当者が実際に登場します。ゲストではありませんが、片づけのカリスマで海外では"KonMari"という呼び名で有名なコンマリ(近藤麻理恵)さんが、"Home Organization Guru"とメンションされていたのも面白かったです。"グル”と聞くとどうしても、新興宗教の教祖様みたいなものを思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか笑
私の大好きな雑誌"THE NEW YORKER" でも紹介されていました。嬉しい! www.newyorker.com
それでは、今日はこのへんで。
中途採用ということばの響き
先日、仕事で面識のない方とウェブミーティングをした際のお話し。
お相手は、とあるマーケティングサービスを提供する会社の30代前半か、もしかしたら20代後半くらいかなという男性。
「御社のニーズにより合ったサービスをご提案したいので、会社の状況など色々お聞かせください」とのこと。もちろん、私の分かる範囲でしたらお答えしますけど、入社して1年少々ですので、もしかしたら答えられないことがあるかもしれません、とお伝えしました。私としては軽い前置きのつもりでしたが、そこへ思わぬつっこみが。
「...ということは、中途採用なんですね?弊社にも中途採用組は結構多くて、私の同僚にも中途採用で入社したものが〇名いて、それでxxxxxxxx(以下省略)」
そこからしばしその会社さんの中途採用状況みたいなお話しが続いたのですが、私「中途採用」という言葉を聞いてもいつもあまりピンと来なくて、一瞬戸惑ってしまうんですが、一般的にはどうなんでしょうか。
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よくよく振り返ってみると、私は大学卒業後、いわゆる「新卒」入社というのを経験しておらず、好きな時に就職して、留学して、中国で現地採用されて働いて、帰国後もそのときの状況や挑戦したいことに合わせて自由気ままに転職してきたので、言ってみればこれまでずっと中途採用。
それが良いとか悪いとか、そういうことではなくて、「中途採用組み」みたいな枠組みがあって、そういう観点で人を区別する視点があること自体が半分違和感、半分新鮮だったのですよね。元々、みんなよーいドンで一斉に受験勉強だったり、就職活動だったり、4月の一斉入社だったりというような雰囲気が苦手なタイプだったので、そういったものとは割と縁遠かったのは事実ですが、「普通」はどうなんでしょうね。
私個人としては、そういう普通や決められた枠組み、みたいなものがもっと緩い、もしくは無いほうが生きやすいですけどね。例えば「新卒」であることの価値、「中途採用」であることの意味ってなんなんでしょう。みんなそれぞれどのような点にどのような価値や意義を見出しているのか、とても興味深いなぁと思ったのでした。
ニュースで英語:キツネ目メイクは人種差別的?
The 'fox eye' beauty trend continues to spread online. But critics insist it's racist
CNN style: https://edition.cnn.com/style/article/fox-eye-trend-asian-cultural-appropriation-trnd/index.html
今日読んだのはこちらの記事。
The fox eye beauty trend continues to spread online. But critics insist it's racist.
SNSなどオンライン上で fox-eye makeup (キツネ目メイク)と呼ばれるメイクが、インフルエンサーが火付け役となり、流行中。しかし、それがアジア人に対する差別だと非難の声が上がっている。という内容。
このニュースに対する私自身の考えは、最後に述べることとして、fox eye のトレンドが批判の的になった理由の一つは、それがメイクアップだけのトレンドにとどまらず、指で目を吊り上げるようなしぐさが、アジア人の顔の特徴を他の人種の人たちがからかう時のようなジェスチャーを想起させるから、というもののよう。
この記事の重要表現をピックアップ!
最新のニュースについて英語でディスカッション出来るようになりたいですよね。
というわけで、ここでは、このニュースに繰り返し出てきた表現、会話で使えそうな表現をピックアップしていきます。
① almond-shaped eyes : アーモンドアイ・アーモンド目
On Instagram, TikTok and YouTube, people from all over the world have been posting videos and photos modeling the look -- using makeup and other tactics to emulate the lifted, so-called "almond-shaped" eyes of celebrities such as Kendall Jenner, Bella Hadid and Megan Fox.
ここでは似たような意味で fox eyes /slanted-eyes という表現も使われています。
②slant:斜めにする、傾斜する(ここでは、目をつり上げる)
英英辞典:Something that slants is sloping, rather than horizontal or vertical.
(垂直・水平ではなく、傾斜しているもの)
1. The fox-eye stalks me these days. The algorithmic TikTok, Youtube and Instagram do fine jobs in pushing make-up tutorials with Caucasian models pulling their eyes back to make them appear slanted. I am more than just annoyed.
2. The fox-eye trend, where one applies make-up, pulls on their face or undergoes plastic surgery so the eyes and brows appear to slant upwards, is unapologetic cultural appropriation.
3. Recently, digital content creator Emma Chamberlain posted a photo to Instagram where she used her hands to pull back and slant her eyes and stuck out her tongue in a gesture of sassy indifference.
この"slanted"な状態は、もっと簡単な単語"pull"で言い表すこともできそうです。
関連の記事から、以下のような表現をピックアップしました。
・ using one or two hands to pull the eyes up by the temples
・ the gesture of pulling up at the temples
・ pulling on the corner of their eyes
・ pull at their eyes with their fingers
・ pull the eyes into the desired shape
ちなみに、記事中で出てくる "temple" はこめかみのことなんですね。
③intention:意図、(...する)つもり
intent:意図されたもの
英英辞典:An intention is an idea or plan of what you are going to do.
1.it wasn't her "intention" to pose in an "insensitive way" and that she was "so sorry to those who were hurt by it."
2.Yet, fans of other backgrounds defended her, arguing that the gesture belonged to a harmless make-up trend with no ill intent.
悪い"意図”はなかった。そういう"つもり”ではなかった、という意味ですね。
ちなみに、「そいういうつもりじゃなかった。でももし傷つけてしまったならごめんなさい」というタイプの謝罪テンプレは世界共通の模様。so sorry to those who were hurt by it!
④appropriate:...を無断占有する、盗用する
appropriation:専有、盗むこと
英英辞典:If someone appropriates something which does not belong to them, they take it, usually without the right to do so.
(自分のものではないものを、権利もないくせに勝手に使うこと)
英英辞典の説明、とてもわかり易くないですか?言い換え表現の勉強にもなるので、私は辞書を引くとき、英英辞典も必ず引くようにしています。
1."Yet in the 21st century, these Asian features have suddenly transformed into beauty trends for non-Asian people," she wrote, adding that the trend is an act of cultural appropriation.
2.She points to Hollywood's uncomfortable past in the appropriating the shape of Asian eyes.
3.While it may not have originated from a place of ill-intent, it appropriates our eyes and is ignorant of past racism.
4.many Asians see it as an act of appropriation that ignores the racism and discrimination many have faced in Western countries and communities.
cultural appropriationは、「文化の盗用」と訳されるようですね。
appropriateというと、"clothes appropriate for a job interview"(面接にふさわしい服装)といった形容詞の「適切な、適合した、妥当な」が頭に浮かびますが、動詞としても使えるようになれたら、さらに幅が広がりそうです。
⑤cement:⦅比喩的⦆<愛情・友情などを>固める、堅くする(ここでは、イメージを固める)
英英辞典:Something that cements a relationship or agreement makes it stronger.
Mickey Rooney, the White actor playing the part of Holly Golightly's thickly-accented Japanese neighbor in "Breakfast at Tiffany's" cemented "the buck-toothed, slit-eyed Asian man look" in the popular imagination.
アジア人は、出っ歯で、目が細いというイメージは『ティファニーで朝食を』に登場する、日本人に扮するキャラクターによって定着した、という内容ですね。
Fox eye・つり目メイクはレイシズムか。私の考え。
実はこの記事を読むまで、このような問題について深く考えたことはあまりありませんでした。最近も、人気女優のゾーイ・サルダナが、伝記映画で黒人歌手ニーナ・シモンを演じたことを"not black enogh"という理由で謝罪したというニュースがありました。
他にも同様のケースで謝罪をしたり、謝罪と共に「今後は別の人種を演じません」宣言をする俳優さんがいたり。正直そこまで神経質になる必要はあるのか? または、そもそも人々の心の奥に差別意識がなければ、このような問題を気にする必要はないのではないか?などとぼんやり考えていました。
Zoe Saldana Apologizes For Not Being Black Enough
しかし、この記事をきっかけに少し考えてみました。
そうか。他の人種を演じるには、その人種の特徴を出すために、わざわざ顔に色を塗ったり、付け鼻をしたり、目が細く小さく見えるようにメイクで加工したり、そういう作業が必要になるのか。。。そう考えるとやはり失礼な感じがするし、同じ人種の人が演じるのが一番なのかもしれない。
オンライン英会話用に要約をする
せっかく読んだ記事について、英語で自分の意見を述べてみたいですよね。
一から文章を組み立てるのも良いですが、記事中に出てきた文章を少しだけいじって自分の意見として使うようにすれば、新たな表現の幅が広がると思います。
まとめ例
when I first spotted the fox eye trend, I didn't think it was problematic. I simply saw it as a set of makeup techniques to enhance the eyes and to exaggerate an almond shape.
But it "morphed into something different," It became offensive when people started adding the gesture of pulling up at the temples.
I believe Asians' eye shapes aren't just something to be casually adopted and then "given back" when the trend is over.Our eyes are something that we have to live with every day.
在宅勤務。休憩時間に料理をしてみる。
コロナウイルスの影響で、企業の時差出勤やテレワーク化が一気に加速しましたね。
これを機に初めてテレワークを経験した方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。
テレワークには、通勤のための時間、ストレス、満員電車、人間関係からの解放など、実質的なメリットがたくさんあります。
でも今日はそのような面ではなく、もっと抽象的な部分のメリットについて考えてみようと思います。
休憩時間を利用して料理をしてみる。
料理は特別好きな方ではないけれど、ふとお昼に野菜たっぷりの手作りミートソースが食べたくなって、一から作ることにしました。
お肉と野菜を塩・こしょうで炒めたら残りの材料をすべて入れ蓋をして煮るだけです。
バターは最後、出来上がる直前に入れました。
材料
牛豚合いびき肉 300g
たまねぎ 半分
セロリ 1本(葉っぱも)
にんじん 1本
にんにく 2かけ
ホールトマト 1缶
ケチャップ 大さじ5
塩・あらびき黒こしょう 適当に
オリーブオイル 大さじ1
バター 大さじ1
コンソメ 1個
野菜のシャキシャキ感がほどよく残り、お肉とトマトの甘みと酸味のバランスも良い。食べたかったとおりのミートソースが出来上がりました。
結果的に休息時間は減ったけど、得られたもの
料理は得意ではないので、手際もそんなに良くはなく、ミートソースを作るのに(煮込み時間もありますが)30分ほどかかりました。軽く洗い物をして、席についてランチタイム。食後一息ついたらもう1時間。休憩時間の1時間はあっという間に過ぎてしまいました。
結局大した休息もとらずに、午後の業務に入ることになりましたが、不思議なことに、心も体もすごくリフレッシュしていて疲れを感じなかったんですよね。会社勤務のときはと言えば、自作のお弁当をササっと食べて、食後のデザート代わりに甘めのカフェオレを1杯飲んだら、歯磨きをして、残り30分くらいはのんびりする時間があります。
毎日の課題にしている英文記事読み(あ!これにはとてもおすすめの方法があるので、別の記事で書こうかな。)をすることもあれば、目を休めるために目を閉じてPodcastを聞いたり、何もせずに仮眠を取ることもあります。
悪い時間の過ごし方ではないと思います。でも、オフィスの四角い空間に囲まれて、後ろに迫ってくる始業時間を感じながら、出来るだけ自分の世界に集中しようと意識的に休息を取ろうとするあの1時間と、今日の豊かな1時間は価値が違う。
欲しいのは、単なる時間以上のもの
1時間の休息では得られないもの。単に時間やお金では図ることのできない生活の豊かさを改めて実感できた今日のお昼時間でした。こんな小さなことでも心が少し豊かになる。
在宅勤務時に、朝早起きして英会話のレッスンを受けるとき、朝から洗濯機を回して朝日を浴びながら洗濯物を干すとき、休憩時間に犬の散歩に少し出歩いてみるとき、同じ充足感を感じます。単に1時間というよりも、自分が自在に使うことのできる1時間に価値があるんじゃないかなあと考えたりしました。
人と人とのつながりは大切で、対面ゼロのコミュニケーションはあり得ないだろう。でも週に一度でも、(いや、本音は二日くらいは欲しいかな)こんな豊かな気持ちになれる仕事日が持てるような将来が来るといいな。
「世界は、もうコロナ前の世界には戻れない。」カメルーンの先生に言われてドキッとした言葉。この言葉を聞いたときは、少し怖いなと思ってしまったのだけど、良い意味で社会が変わるきっかけに出来ればいい。変わることは怖いことじゃない。
変化を恐れて、昔へ昔へ戻ろうとするのじゃなく、予定されていたものとは違う、新しい、より良い未来を作っていきたいなと思う今日この頃です。
EPT 英語発音テストを受けてみた
先日、英語発音テストEPT (English Pronunciation Test)を初受験したので、今日はその感想です。 EPTの受験を考えてる方の参考になれば幸いです。
- 1. EPTってどんな試験?
- 2.私がEPTを受験した理由
- 3.学習時間と発音は比例する?発音を磨く意義とは?
- 4.試験結果が届きました!気になる結果は?
- 5.課題文を実際に読んでみた
- 6.正しくクリアな発音を身につけるために
- 7.おすすめの教材1~有料バージョン~
- 8.おすすめの教材2~無料バージョン~
- 9.今日のまとめ
1. EPTってどんな試験?
EPTは、10分ほどの試験を受け、英語ネイティブの先生や発音の専門家複数名が英語の発音を測定し、100点満点で採点してくれるという試験です。
実際の試験内容は、以下のような感じ。
- 以下のような簡単な質問を2.3題問われます。(発言内容の審査ではなく発音チェックのための質問です。)
What is your number? 【 → My number is ~ .】
What is the date today? 【 → Today is ( month )(date), (year ).】
- アルファベットをゆっくりと読み上げます。
- 短い会話文を読み上げます。
- 初見の英文(約100ワード強)を30秒間黙読した後、音読します。
- 課題文を読み上げます。
(国際英語発音協会ウェブサイトより引用)
Skypeを使ってのオンライン受験と、会場受験があり、好きな方を選択できます。
オンライン受験の場合は、ウェブサイトのカレンダーで受験可能日を選択して申し込み。
会場受験は、東京会場と大阪会場があります。実施会場と回数があまり多くないので、オンライン受験が便利だと思います。
今回私は、初受験で、会場もそんなに遠くないことから東京会場での受験を選択しましたが、次回はオンライン受験を予定しています。 会場受験は、会場で試験官の方と一対一での面談形式になりますが、その場で審査されるわけではありません。
2.私がEPTを受験した理由
英語の4技能(聞く、話す、読む、書く)を評価するテストは多いですが、発音そのものに重点をおいたテストは少ないですよね。 私は中国語も英語も、音、リズム、響きが好きで、それに憧れて学習を始めたところが大きいので、正確な発音を目指して勉強してきました。 そのために、自分の発音を一度客観的に評価してもらいたかったというのが受験の大きな理由です。
個人的には、いわゆるネイティブのような発音を目指すことは必須とは思っていません。特にオンライン英会話で世界中の講師と話すようになってから、母国語のアクセントが多少強くても、英語を流ちょうに話し、自分の考えを明確に伝えることができる人がなんと多い事だろうと感動しました。
3.学習時間と発音は比例する?発音を磨く意義とは?
そんな経験からも、発音を磨くかどうかは好みの問題であると感じています。 ただ一つ言えるのは、日本人は(私も含め)シャイな人が多く、人前で英語を話すことをためらってしまうことが多いということ。自分の音にある程度自信を持てるようにすることが、背中を押してくれるのであれば、一度本腰を入れて学んでみるのが良いと思います。
私は、他の技能と違い、発音は徐々に進歩するものではないと考えます。たとえば語彙や文章を読む力は学習時間に応じて伸びていきますが、発音は、英語初心者でも上手にできる人もいれば、上級者でもうまくできない人もいるということです。
そのため、発音を学ぶのであれば、どこかのタイミングで(できれば学習初期に)短期間集中してさっさと基礎を身につけてしまうのが一番効率的。一度覚えた単語を忘れることはあっても、身についた発音を忘れることはないからです。おすすめの学習方法は、以下でいくつかご紹介したいと思います。
4.試験結果が届きました!気になる結果は?
結果は以下のとおり。96点でした。90点以上で英語発音指導士の資格取得のための認定コースを取ることができるようです。 目標に届かず、少し残念な結果でしたが、自分で気づいていなかった弱点を把握できたので、収穫は大です。
表中の赤文字で記されている箇所が、特に改善が必要な音です。私の場合だと "ou"の音。改めて自分で音読して録音したものを聞いてみると、確かにこの音がかなり曖昧に発音されていることに気づきました。その他にも、自分で思っている以上に全体があいまいな音で発音されているという欠点に気がつきました。 次回はこの2点を改善した後に挑戦してみます。
5.課題文を実際に読んでみた
6.正しくクリアな発音を身につけるために
私の考える正しくクリアな発音を身につけるための方法はとてもシンプルです。 それは「A~Zまでの全ての音を、発音記号のとおりに発音できるようにする」というもの。
様々な英語教材や、「英語のプロ」とされる方々のSNS投稿などを見ていると、あれこれ小難しく書かれていて、あれもこれもやらなくては出来るようにならないんだ。。。と途方にくれてしまいそうですね。やれリンキングだ、グロッタルストップだ、シュワサウンドだ、、、と。 でも実際は、クリアな発音を目指すためのポイントはもっとシンプルです。 まずは一つ一つの音を正確に発音できるようにすることを目指しましょう。それが出来るようになると上に挙げたような音も日々の音読等の自然な練習の中で自然に身に付いていきます。
とくにリンキングなどは、リンキングというルールに従ってその発音が強制されているというより、むしろその方が「発音がし易い、楽に発音できる」から、自然にそのように発音されているだけのことです。これを例えば教科書に沿って学ぶというようなことは少しナンセンスではないでしょうか。 これは日本人が「体育」を「たいいく」ではなく「たいく」のように発音する原理と似ていますよね。その方が発音しやすいから無意識にそのように発音するのですね。
では実際にどのように学習するかについてですが、2つあります。 1つ目は、短期集中的に発音指導を受ける方法。 2つ目は、自己学習。
自身の中国語・英語学習経験や、その中で出会った同じ学習者を観察していると、率直には、やはり発音は得手不得手が大きく影響する領域だと感じています。 自己学習だけでは難しいと感じた場合は、指導を受けるのが手っ取り早いのかもしれません。(あくまで自身が希望する場合です) 英会話を通じて学ぶ、というより、発音だけに特化したコースを受講する等の方法です。
次に自己学習。私が実際に手に取ってみて良い教材だなと思ったものを2つご紹介します。 どちらもとてもシンプル。
7.おすすめの教材1~有料バージョン~
大切なことがとても簡潔にまとめられた一冊「英語耳」。
大人のやりなおし英語にぴったりです。
私は大学卒業後、約20年のブランクを経て英語学習を再開したのですが、その際にもう一度発音を基礎からおさらいしたいと手に取ったのがこの1冊です。 とてもシンプル。でもこれ以上のものは必要ない。この本に沿って一音一音を丁寧に発音できるようになれば、かなりクリアで聞き取りやすい音が発声できるようになるのではないでしょうか。
8.おすすめの教材2~無料バージョン~
めちゃくちゃ可愛い「あいうえおフォニックス」
こちらもとても有名なYoutubeプログラム。発音を学んでみたいけど、まずはお金をかけずに学んでみたいという方におすすめです。
一つ一つの音にフォーカスした動画が用意されているので、順番に取り組んでみるのが良いです。 発音以外の動画も多くアップされていますが、発音学習が目的の場合は、まずそちらをピックアップして仕上げるのが個人的にはお薦めです。 短期である程度のかたちまで仕上げてしまいましょう。
9.今日のまとめ
・EPTは自分の気づかなかった弱点を知ることが出来るので1度受けてみると良い
・発音を学ぶなら短期集中で
・発音はあれこれ難しく考える必要はない。シンプルに、一つ一つの音を丁寧に、正確に、を心掛ける
・「英語耳」と「あいうえおフォニックス」はおすすめ
今回はかなり久しぶりのブログ更新でした。 2019年は、ずっと後回しにしてきた英語学習をついに本格的に開始し、2020年8月現在も無事継続することができています。
今年はこの調子でブログも。。。。動画やpodcastもやってみたい! と一気にハードル上げすぎるのがダメなんですよね(^-^; まずは一歩ずつ、着実に。
Any tips to avoid procrastination?? Please let me know in the comment section.
それではまた。近日中に発音検定2回目チャレンジを報告したいと思います。
What is your resolution for 2020 ?
気が付けば前回の更新から約1年も経過してしまいました。
2019年はこれまで20年近くほったらかしにしてきた英語をとにかく無茶苦茶勉強して、これまでとは絶対違う一年にする!!
そう心に決めたのが2018年の年末。実際2019年は正に英語漬けの一年でした。
(それでせっかく始めたブログもそっちのけになってしまった・・・。)
大人の英語再学習というのは結構大変で、まず重い腰を上げるのに一苦労。
実際始めてみると、まず何から手を付けて良いのかわからない。特に学生時代英語が割と得意だったりすると、教材を手にしてみても「どれもなんとなく分かるし、どれもなんとなく分からない」そんな感じで、これならいっそ何もわからないところからスタートしたほうが楽なんじゃないかと思うほど。
そうは言っても紆余曲折ありながらも結果としては充実した一年を送ることができました。
本当は、その紆余曲折の様子とともに成長の過程をここにシェアしていければよかったのですが、同時進行って本当に難しいですね(><)
そういうわけで、2019年の英語学習の過程とその結果を表面的に簡単にまとめておこと思います。
2019年1月 英語学習スタート!~初めに取り組んだもの~
1.一億人の英文法(一周)
2.速読速聴 CORE1900(二周)
2019年1月~3月初旬はこの2冊。
大学時代は英米文学専攻でしたが、約20年もの間英語を放置していたので、(元々英語が好きだったのにここまで放置する人っているのだろうか。。。)文法も単語もすっかり忘却の彼方。一から勉強しなおす覚悟でこの2冊を選択しました。これでがっちり基礎固め。
【代替案として・・・】
1.一億人の英文法→Evergreen(旧Forest)、ロイヤル英文法、GRAMMAR IN USEなどで代用してもOKだと思います。ここは好みで。
2.速読速聴 CORE1900→語彙力をつけるためのボキャビル本として使用するならDUOでも代用OK。ただCOREでは語彙以外に読解力もかなり鍛えられるので、代用というより併用がおすすめです。
2019年3月~6月初旬 TOEICに燃える!
ここまでの学習時間はおおよそ平日2~3時間、休日5~7時間。
かなり力がついてきたのが実感できたため、力だめしのTOEIC!
…のつもりがここでTOEICにドはまりすることに。この期間は教材をTOEICのみに限定して来る日も来る日も問題集を解いたりリスニング素材を聴いたりしていました。
使用した教材は上の写真のとおり。
今振り返ってみると、基礎が固まっていれば、でる1000と公式問題集で事足りるかも、、、という感想です。
4月の初受験の結果→790点
6月の二度目の結果→890点
初期の目標だった900点に到達せず、後ろ髪惹かれる思いもありながらも、ここで本来の目的に立ち返ることに。
「そういえば私、英語を自由に話せるようになりたくて英語を始めたんだった!」
2019年6月下旬頃~学習の方向を英会話にシフト
ここからが苦難の日々。英語、難しい!話せない!文を組み立てられない!
毎日格闘して今現在も格闘のさなかです。
上の写真の教材の他、CNN EE、BBC6MinEnglish、YOUTUBEの動画あれこれ、
オンライン英会話、リアル英会話を同時進行しています。
ここから先はインプットとアウトプットをバランスよく学習に組み込んでいくことでしか進歩は得られないという結論です。
インプットを積んでも適切なタイミングでどんどんアウトプットしていかなければ忘れるし、会話の適所に適切なワードを引き出してきて話ことばに乗せてあげることができないんですよね…。
実際、現在英会話をしていて実感しているのは、自分の語彙力の1~2割程度しか会話にいかせていないということ。
更なる語彙を増やすことよりも、今ある単語を活用できるようにしていこう!
今はこんな風に考えて、ボキャビルに特化した勉強はしておらず、CNNの記事読みや動画の中で気になったワードがあれば随時記憶するというスタイルに落ち着いています。
そんなわけで、半年間アウトプットを意識した英語学習をしてきましたが、英会話の方はまだまだこれから、というところ。
「なんでこんなに頑張ってるのに思うように話せないの!?」と自分が嫌になる時期もありましたが、よくよく考えてみれば半年でペラペラになったら誰も苦労しませんね!
引き続き精進あるのみです。
2020年元旦、今年初のオンライン英会話で
”So, what is your new year's resolution ?"(今年の抱負は?)
と聞かれてresolutionの意味が分からず固まった私ですが、今年の抱負も山ほどあります。それはまた次回に・・・。
What is your resolution for 2020 ?